高脂血症(高コレステロール血症)の食事療法
高脂血症、特に悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の上昇は冠動脈など大きな動脈の硬化を引き起こし、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などの原因となります。コレステロールの理想的な値は以下のようであると考えられています。
- 総コレステロール:220mg/dl以下
- LDLコレステロール:150mg/dl以下
- HDLコレステロール:40mg/dl以上(これはいわゆる善玉コレステロールで動脈硬化を防ぐ働きをします。従って高い程良い。)
1.食べ過ぎない
一日に取る食事のエネルギー(カロリー)を適正にすることが大切です。肥満しないようにしましょう。肥満している方はやせるように努力しましょう。
2.動物性脂肪、コレステロールを摂取しすぎない
コレステロールを多く含む食品は取りすぎないようにしましょう。また不飽和脂肪酸を含む植物油やお魚の脂肪は動脈硬化を防ぐともいわれています。脂肪はこれらの食品から摂取するようにしましょう。ただし動物性脂肪の摂取量を極端に少なくすると脳卒中が増えるともいわれています(下の図を見て下さい)。これは戦後の日本に脳卒中が多く、豊かな食生活を享受していたアメリカ人に心筋梗塞が多かった事実、そして日本人の食生活の欧米化で脳卒中が減少し、心筋梗塞が増加している事実と一致します。

3.食物繊維(ファイバー)を多く取る
ファイバーを食べるとコレステロールの吸収を押さえ、排泄を促します。
4.禁煙
禁煙はHDL(善玉)コレステロールを上昇させます。たばこは絶対にやめましょう。
5.アルコールはほどほどに
少量のアルコールはストレスをほどき、HDLコレステロールをあげるといわれています。しかし飲み過ぎると全く反対の効果を現しますので注意して下さい。
6.運動
適度の運動は、体の脂肪を燃やし体重を減らす他、HDLコレステロールを増やすといわれています。ただし既に虚血性心疾患などを持っている方は主治医とよく相談して下さい。
7.リンク集
生活習慣病に戻る